建設業経理検定試験

建設業経理検定試験とは

 建設業経理検定試験とは、建設業経理に関する知識と処理能力の向上を図るための資格試験です。
 「建設業経理士検定試験」(1級、2級)は、建設業法施行規則第18条の3に基づく「登録経理試験」として、また、「建設業経理事務士検定試験」(3級、4級)は(一財)建設業振興基金独自の試験として実施しています。
 なお、1級及び2級建設業経理士検定試験に合格した者は、その合格した日から5年を経過する日が属する年度の年度末までは、経営事項審査における「公認会計士等の数」において評価されています。この期間を経過した後は、「登録経理講習」を修了することで評価対象となります。

各回の試験情報

上期試験は1級(3科目)及び2級の試験を、下期試験では1級(3科目)〜4級の試験を実施します。

受験資格

どなたでも、希望の級を受験することができます。
ただし、1級と他の級との同日受験はできません。同日での1級の複数科目受験は可能です。

内容および程度

検定試験は、その内容及び程度によって1級から4級に分かれています。各級の内容等は下表のとおりです。
なお、「1級建設業経理士」を取得するには、原価計算、財務諸表、財務分析の3科目すべてについて、科目合格の有効期限内(合格通知書に記載する日から5年間)に合格する必要があります。

級別 1級
内容 建設業原価計算、財務諸表、及び財務分析
※1級各科目は、合格通知書に記載する日から5年間有効です。各科目の有効期限内に3科目すべてに合格することで「1級建設業経理士」となり、合格証明書が交付されます。
程度 上級の建設業簿記、建設業原価計算及び会計学を修得し、会社法その他会計に関する法規を理解しており、建設業の財務諸表の作成及びそれに基づく経営分析が行えること。
級別 2級
内容 建設業の簿記、原価計算及び会社会計
程度 実践的な建設業簿記、基礎的な建設業原 価計算を修得し、決算等に関する実務を行えること。
級別 3級
内容 建設業の簿記、原価計算
程度 基礎的な建設業 簿記の原理及び記帳並びに初歩的な原価計算を理解しており、決算等に関する初歩的な実務を行えること。
級別 4級
内容 簿記のしくみ
程度 初歩的な建設業簿記を理解していること。

※出題範囲の詳細は、こちら
※過去の試験問題は、こちら
※過去の実施状況は、こちら

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建設業経理士、建設業経理事務士の資格の概要や取得メリットについて分かりやすく紹介しています。

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